公務員試験ってどんな科目が出題されるの?

公務員試験は、ほぼすべての公務員試験で出題される「教養試験」と、受験する区分ごとに出題科目が異なる「専門試験」の2種類が行われます。この2つの試験の点数で1次試験の合否が決まることが多いため、まずはここから勉強をはじめることになります。
教養試験は、高校時代までに勉強したような科目を中心に出題され、専門試験では、大学で専攻するような専門的な知識が問われる科目が多くなります。

科目の詳細としては、政治学、行政学、憲法、行政法、民法、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、国際関係、社会学、心理学、教育学、英語、刑法などがあり、試験によって出題が若干異なります。
自分がこれまで勉強してきた科目であれば吸収しやすいため、自分の知識に合わせて勉強を工夫することで、順調に進めることができます。

公務員試験ってどんな科目が出題されるの?

公務員試験の教養科目

一般知能、一般知識とそれぞれの科目の内訳、配点などについて

公務員試験の教養科目は全部で18科目あり、大きく一般知能と一般知識の2つに分類されます。
一般知識の科目は、社会科学として政治・経済・時事(現代社会)の3科目、人文科学として日本史・世界史・地理・文学芸術・思想・国語の6科目、自然科学として数学・物理・化学・生物・地学の5科目となります。
知能科目は文章理解(現代文、英文、古文の読解)・判断推理・数的推理・資料解釈の4科目です。これら18科目はそれぞれ配点が異なるのが特徴で、合格のためにはより配点の高い科目を見極め、点数を取ることが求められます。
しかし、科目ごとの配点は一律に決まっているわけではなく、それぞれの試験ごとに異なるため注意が必要です。

地方公務員試験は、受験の日程と、受ける自治体によって、科目ごとの配点が少しずつ異なっています。そのため、自分の受ける自治体の配点がどれくらいか、事前に調べることができるのであれば、しっかりと確認したうえで勉強計画をたてることが有効です。

どの公務員試験を受験する場合でも、知識科目より知能科目の方が配点が高い特徴があります。そのため、まず勉強の初期段階では知能科目を集中的に行い、得点の基礎を高めていくことが大切です。

皇宮護衛官は教養科目のみ

しかし、大卒程度試験でも教養科目のみで受験できる職種があります。それが皇宮護衛官です。皇宮護衛官は、天皇皇后両陛下はじめ皇室の方々の護衛と、皇居・御所等の警備に従事する仕事です。

この公務員試験は1次試験が教養試験と論文試験のみとなり、専門試験はありません。平成31年度の場合、教養試験の内訳は全40問のうち知能27点(文章理解11点、判断推理8点、数的推理5点、資料解釈3点)、知識13点となります。論文試験は2題で180分の試験となり、時事的な問題に関するものと、具体的な事例課題が出され、そこから皇宮護衛官としての判断力・思考力を問うものが出題されます。ただし、出題数や配点は年度によって変わる可能性があるので、受験前に必ず確認しましょう。

教養試験の問題は、難易度の高いものが出題される傾向にありますが、専門試験がないことで、受験のハードルが低く、取り組みやすくもなります。自分の専攻と勉強状況に合わせて、このような教養科目のみの試験を選択するということも大事な戦略になります。

国家総合職の場合、地域によってばらつきがある

国家総合職の教養試験は、“教養区分”か“教養以外区分(専門区分)”によって教養試験の配分が異なります。自分が選択する区分によって出題される試験が大きく異なるため、区分選択もしっかりと確認を行い受験の対策をしていくことが重要です。

専門科目について

国家総合職大卒程度の教養区分以外の試験では、受験する試験区分によって、専門試験の内容が大きく異なります。専門試験区分は大きく以下3つに分けられます。
・行政事務系区分
・人間科学区分
・技術系区分
内容は、受験する区分の内容の専門分野から出題されます。

行政事務系分野では、政治学、国際関係、憲法、行政法、民法、経済理論、財政学・経済政策、経済事情、統計学・計量経済学などです。
人間科学では、心理学、教育学、福祉、社会学の4分野から出題されます。この4科目は国家公務員大卒程度の法務教官試験でも同じ科目の専門試験が行われています。また、技術系区分の専門試験については、それぞれの分野に関する問題が100問前後程度あり、そこから必須問題と選択問題を含め40題回答する形式です。

絶対に必要な科目から勉強を始めよう

ここまで、科目の内訳や、公務員試験ごとの科目の配点について見てきました。これから勉強を始める人は、自分の対象の試験を確認して、しっかりとした計画を立てましょう。

その上で、絶対に必要な科目からまずは勉強を始めます。
教養試験であれば、「数的処理(判断推理・数的推理・資料解釈3科目のこと)」、専門試験であれば「憲法・民法・行政法」および「経済原論」です。まずはこれらの科目から勉強を始めていくことがおすすめです。
数的処理科目は3科目でありながら国家公務員でも地方公務員でも大きな配点が集中しています。
専門試験の「憲法・民法・行政法」も同様に、他の科目よりも高配点です。
そして「経済原論」は試験によって差はありますが、最も配点が高い専門科目となっています。まずは、これらの分野から勉強を始めましょう。

まとめ

公務員試験は教養試験、専門試験ともに非常に広範囲から出題されます。
試験によって、それぞれの配点が異なることも受験者の皆さんが何から勉強していいか困る原因でしょう。しかし、公務員試験に受かるためにすべての科目に完璧に対応できる必要はありません。限られた時間で、“いかに効率よく勉強できるか”が重要です。自分が受けたい試験は何か、その試験に受かるために何から勉強していけばいいのか、それさえわかれば、合格は決して難しくありません。
まずは一つずつ勉強を開始しましょう!

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