公務員試験に受かるための勉強法

公務員試験は、「教養科目」と「専門科目」から出題されます。それぞれに特徴の異なる科目があり、その科目の特徴に合わせた勉強をする必要があります。
また、受験する職種によって出題される範囲が「教養科目」のみという場合もあるので事前に自身が受ける試験の内容をしっかりと把握し、効率の良い勉強をしていきましょう。

公務員試験に受かるための勉強法

公務員試験の勉強をはじめる前に

まず、勉強を始める前に自分が受験予定の試験の程度・区分を確認します。公務員試験には大卒程度、短大卒程度、高卒程度の区分があり、年齢によって受験可能な区分が分かれています。そして、区分によって難易度に明らかな差があるため、自分の程度に合わせて勉強をしていくことになります。
例えば、高卒程度の受験者が大卒程度の問題まで勉強する必要はありません。必要のない範囲まで勉強するのは、非効率的です。

また、大卒程度の人が高卒程度の難易度の問題ばかりやっていると、大卒程度の問題の難易度に対応できません。
自分が受ける程度を確認し、それに合わせて勉強していくことが必要です。

試験のスケジュールを確認
試験の程度・区分を確認したら、次に試験のスケジュールを確認しましょう。
公務員試験は日程が被らなければ併願受験ができますので、可能であれば積極的に併願受験をしていくことをおすすめします。併願受験をして複数の内定が確保できた場合、そこから自分の最終内定先を選択することができます。
併願のメリットは、

・本番に慣れることができる
・時間配分の練習ができる

があげられます。
特に公務員試験は、試験範囲が広く制限時間が足りなくなることが多いため、併願受験により時間配分の感覚を身につけることは、とても重要です。

力を入れるべき科目を早い段階で見極める

外せない主要科目
■配点の高い科目
公務員試験は教養試験だけでも5分野18科目あります。この中で、40~50問が出題されますが、特に優先的に勉強していかなければいかない科目があります。

それは、公務員試験における“重点4科目”と呼ばれる、政治経済、文章理解、判断推理、数的推理です。この4科目はどの公務員試験であっても非常に配点が高い科目です。

たとえば50問型の地方上級試験(全国タイプ)であれば、文章理解・判断推理・数的推理の知能分野の3科目で23点、それに人文科学である政治経済が5問程度となり、合わせて28点分がこの4科目に集中しています。

公務員試験の合格点は6~7割になりますから、この4科目で満点に近い点数を取れれば、他の科目に必要な点数は最小限で済んでしまうことになります。
だからこそ、はじめに取り組むべきであり、絶対に捨てることができない科目となります。まずはこの4科目で点数を取れるようになってから他の科目を進めると、勉強を始めた早い段階から点数を上げることができるようになります。

勉強に時間がかかる科目
■暗記量が多い科目
社会人や学生など、限られた時間で勉強する場合、効率の良い勉強方法が不可欠です。しかし、中にはどうしても暗記量が多く勉強に時間がかかる科目があります。そのような科目は、勉強にかけることができる時間をよく考えて、どこまで勉強するかを慎重に決める必要があります。

暗記量が多い科目は、主に世界史と日本史の2科目です。人文科学分野の世界史・日本史・地理は、試験ではそれぞれ2~3問ほど出題があり、暗記量が多いからとすべて諦めてしまうと、かなりの失点をしてしまうため、最低1~2科目はしっかりと対策する必要があります。

対策の仕方として、世界史と日本史のいずれも、新しい出来事からさかのぼっていく方法があります。特に日本史は古い歴史よりも、明治以降の近現代や江戸時代といった、最近の歴史が多く出題される傾向が強いため、近現代から勉強することで、出やすい範囲を優先的に抑えていていくことができるようになります。

■練習量が必要な科目
勉強に時間がかかるもうひとつのタイプが、“訓練科目”と呼ばれる科目です。
訓練科目とは、繰り返し問題を解くことで得点のアップを目指していく科目のことで、判断推理や数的推理、文章理解、数学、物理、化学などがこれにあたります。これらの科目は、知識を暗記して点数を取るものではなく、解法パターンを覚えて演習問題を繰り返すことで得点ができるようになります。

そのため、勉強を繰り返して解法パターンが身につくと、解けるようになってくるといった特徴があります。少しずつ解法パターンを練習するため、使いこなすのに時間がかかる科目となります。

自分が苦手とする科目
自分が苦手とする科目も、勉強するのに時間がかかります。時間がかかるだけでなく、勉強することが億劫に感じてしまうかもしれません。
公務員試験において、苦手科目の取り扱いには2つの考え方があります。

苦手科目の配点が高く、避けると大きな失点になる場合は、苦手でも時間をかけて覚えます。もし苦手科目の配点が低ければ(2点、あるいは1点など)、見切りをつけて、代わりに他の科目に勉強時間を割くこともできます。
公務員試験は合格点が6~7割であるため、ある科目を苦手としていても他の科目でカバーすることが充分に可能です。どのような取り組み方をしていくかは、確保できる勉強時間と、苦手科目の配点を確認しながら選択していきましょう。

勉強時間を無駄にしない!意味のある勉強法

それぞれの攻略法を知る
■暗記もの、解法パターンを覚えるもの
知識を暗記して点数をとる科目(世界史・日本史・地理・政治経済など)では、効率の良い覚え方が必要です。
例えば、100個の物事を5日間で覚える場合、1日20個ずつ覚えるのは非常に悪い暗記方法です。“忘れる”ということを検討していないためです。この場合は、1日で100個をざっくりと覚えて、それを5回繰り返す、というのが効率のいい暗記方法です。同じ内容を何度も繰り返すと記憶が強化され、時間が経っても忘れづらくなるため、暗記科目は繰り返すことが重要です。

一方で、解法パターンを覚える科目(知能科目)は、パターンの引き出しを増やしていくことが大切です。そのためには、1つの解き方を理解できるまでじっくり取り組み、理解した後に、類題を数問解いて解き方を定着させる手順が有効です。

インプットばかりでなくアウトプットも重要
公務員試験で点数を取るためには、迅速に適切な判断ができるようにならなければなりません。そのために必要なのが、アウトプットの練習です。公務員試験はセンター試験同様、5択の中に必ず答えがあります。答えを分かりづらくするために、解答の選択肢は間違えやすいように作られています。そのため、ただ暗記しただけでは、正解まで辿り着けないこともあります。

ミスをしないために、知識をインプットした後は過去問を解いて、問題演習を体験することが必要です。どのような選択肢が作られているのか、実際に問題を見ることで、公務員試験独特の選択肢に惑わされることが少なくなるのです。

解けなかった問題を解けるように
公務員試験に受かるためには、見直しや復習をしっかりと行うことも大切です。科目数と範囲が膨大なので、一度勉強した内容をしっかりと定着させることで、次の科目や範囲に進めていくことができます。

復習をするときに意識してほしい点が、ヨコの復習とタテの復習です。

■ヨコの復習
ヨコの復習とは、一度新しい問題をやったら、最低3回連続で見直しを行う方法です。繰り返し復習することで記憶が定着し、時間が経っても忘れづらくなります。

■タテの復習
タテの復習とは、1つの科目の勉強を終えたら、次の1日でその科目の全範囲を見直す復習です。この復習をすることで、その科目全体を把握することができ、どこが大事で、どこを覚えるべきか、科目全体を整理することができます。

これらの復習法を併用することで、一度学んだ内容を効率よく覚えられます。

独学よりもプロに頼る方が効果的
ここまで公務員試験に受かるための勉強方法について解説してきました。重要なのは、“公務員試験は、計画なく漠然と勉強していたのでは受かることは難しい”という点です。 どの科目のどの範囲から始めるか、毎日何時間勉強するか、復習と演習の時間のバランスをどうするか、そして自分の勉強方法はあっているのか、そのような『受かるための計画』をしっかり立てないと効率的な勉強はできません。 特に、社会人や学生のように限られた時間で勉強するのであれば、効率の良い『受かるための勉強計画』が不可欠です。

もし独学で計画を立てることが苦手であれば、プロの講師や経験者に頼るのが効果的です。勉強自体は自分で行いますが、勉強計画はその道のプロが受験生の事情に合わせて作ってもらう方が効果的です。
公務員試験に取り組むにあたって、『受かるための計画』をどのように立てていくか、まずはここから考えていきましょう。

まとめ

公務員試験は、出やすい範囲をしっかりと勉強すれば確実に点数をとることができる試験です。だからこそ、自分に合った勉強方法を考え、計画的に勉強していきましょう。

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