公務員試験を受ける人必見!勉強はいつから始めるべきか?

公務員試験の勉強はいつから始めればいいでしょうか?
その答えは、「思い立ったら一日でも早く始める」ことです。
公務員は非常に人気がある職種で毎年多くの人が受験しています。ですが、多くの科目、広い範囲に戸惑って何から手を付けていいか分からず、やみくもに勉強して本番を迎える人が多い試験でもあります。残念ながら、そのような勉強法では合格は非常に難しいと言えます。

科目が多い試験だからこそ、
①いつから
②どの科目から
③どの範囲から
④どれくらいの時間を割くか

これら4つの項目をおさえ、しっかりと計画を練った上で勉強することが重要です。
ここでは、公務員試験全体の特徴を整理していくとともに、今の自分が合格するためにはどれくらい勉強すればいいか俯瞰的に知っていただくことを目的としています。
効率的な学習の仕方を学び、自分に合った勉強の仕方を見つけましょう。

公務員試験を受ける人必見!勉強はいつから始めるべきか?

対策は早ければ早いほどいい

「公務員試験を受験しよう」と決めたら、できるだけ早く対策を始めましょう。試験の一年前から勉強を始めることができると、先々のスケジュールを立てやすくなります。
もちろん仕事の時間や家庭環境によって勉強に割ける時間は異なると思いますが、1年程度の期間があれば自分にあわせたペースに調整していくことが可能です。

すべてを完璧に覚える必要はない
ここからは、公務員試験の特徴について触れていきます。
特徴を把握することで、どのように勉強に取り組めばよいかが見えてくるためです。

まず、公務員試験の大きな特徴として、科目数が非常に多い点があげられます。
教養試験(地方初級・地方上級いずれも)だけでも19科目あり、その科目のすべてが試験範囲とされています。新たに公務員試験の勉強を始めようとする人は、まずこの科目の多さに圧倒されてしまいます。
しかし、大事なことは、『すべてを完璧に覚える必要はない』ということです。言い換えると、全科目の全範囲を対策していなくても、合格できるということです。

公務員試験の特徴3つ
公務員試験の大きなポイントとして、特徴が3点あります。

①60~70%の得点を取れば教養試験を通過できる
おおよそどの試験も60~70%の得点をとれば教養試験が通過することができます。
(受験人数、試験の種類によって多少の差はあります)
40問型の試験であれば24点~28点をとることが必要です。逆に言えば、12~16点に落としたとしても合格できる、とも言うことができます。
つまり、自分が勉強していく中で苦手な科目や、時間がかかりすぎる科目に関しては、切り捨てることができます。「満点をとる」という意識ではなく、「合格点をとる」という意識で勉強していくことが、科目の多い公務員試験では非常に重要な考え方となります。

②科目によって配点が異なる
19科目すべてが同じ問題数というわけではなく、問題数が多い科目、問題数が少ない科目があります。そこで重要なのが、『出題数が多い科目』を知り、その科目でしっかりと点数をとっていく、という戦略です。
例として、「文章理解」という現代文・英語・古文漢文の読解の科目があります。これは1科目でありながら、配点は6~10点とかなりの割合を占める科目となります。
また、一般知能分野の「判断推理」という科目も、7~9問程度平均で出題があり、この2科目だけで10点を超す高配点が出題されています(これはほぼすべての公務員試験で共通しています)。
一方で、自然科学分野の「地学」や「物理」に関しては、ほぼすべての試験で1問、あるいは多くて2問の出題となっています。「判断推理」でとる1点と、「物理」でとる1点の価値はまったく同じです。
出題数が多いということは、そこを補強するとよりたくさんの問題が解けることになるため、出題数が多い科目を対策することが非常に重要と言えます。

③出題されやすい範囲・分野がある
3つ目が、科目の中でも出やすい範囲・分野があるということです。
公務員試験の科目は一つひとつ非常にボリュームがありますが、1つの科目の中でもよく出るところ、そうでないところの頻度の違いがあります。仕事との両立等で時間が限られている人は、より効率のいい勉強が必要です。

例えば、世界史や日本史など、覚えることが膨大な分野では特にこの戦略が重要です。歴史の分野では、昔よりも近代が中心として問われることが多くあります。そのため勉強の仕方としては、時系列で過去から勉強するのではなく、近代からまず勉強を始めます。近代を抑えたら、少しずつ過去に遡って勉強する形をとっていくほうがはるかに試験に出てくる範囲を網羅していくことができます。

このように、各科目で出やすい分野を学ぶことで、限られた勉強時間を有効に活用することができます。
過去の合格者の中では、一度勉強をほとんどしていない状態で公務員試験に臨む人もいるようです。そこで難易度を把握し、来年の同じ試験に照準を定めて勉強計画を1年越しにたてて対策をたて、実際に1年後、合格することができました。

もし、自分の希望する試験まで1年を切っている場合でも、合格をしていくことは可能です。しかしその際には、ほかのスケジュールとの調整を図り、勉強時間を多めに確保する必要があります。

受験する公務員の種類によって勉強時間が異なる

[小見出し1]国家総合職の難易度と勉強時間
国家総合職の難易度は、大学卒業程度の学力とされています。
しかし、国家総合職は官僚と言われる将来の幹部候補を選ぶための試験ですので、問題の難易度は非常に高いものとなります。総合職試験では法律区分などの専門区分での受験と、教養区分と言われる20歳から受けられる区分に大きく分けられます。

専門区分では、通常の教養試験・政策論文試験に加えて、その分野の専門試験(多肢選択式と記述試験)が行われます。
教養区分においては分野の専門試験が行われず教養試験と総合論文試験が行われます。教養試験の内容においては上級レベルの参考書をしっかりと理解することで対応できますが、論文試験や、2次試験に行われる差政策課題討議試験や企画提案試験など、官僚を志すうえでの知識や志が問われる試験が数多くあります。教養試験以外での対策も重要となり、総合的な難易度は非常に高い試験となります。

■難易度:教養分野は大学卒業程度。専門試験や論文試験の難易度が非常に高く、綿密に対策を練らないと合格は難しい。
■勉強時間:1年以上~(教養試験以外の専門分野や論文試験の対策含む)

【地方上級・国家一般職の難易度と勉強時間】
地方上級・国家一般職の難易度は、大学卒業程度の学力とされています。
実際は高校時代に選択科目として勉強する科目と同等の範囲が教養試験では問われることがほとんどです。そのため、教養試験の難易度としては、高校の参考書に示されているものと同じと考え、そこから自分が取り組める科目を選択し、絞って勉強していくことが中心となります。

知能科目に関しては、地方初級よりも明らかに難易度が高まります。文章理解は、センター試験レベルの長文の読解、判断推理は場合分けのパターンが多くなり選択肢が複雑になります。数的推理では問題文自体が長文となるため、問題文を読みながらそれを数式に変換できる能力が求められます。様々なパターンの問題を繰り返し解くことが必要です。
専門試験に関しては、優先的に勉強する科目をしっかり見定めます。高配点となる、経済原論(マクロ・ミクロ経済学)・憲法・行政法などから始めていくと良いでしょう。

■難易度:知識分野のほとんどは高校までの範囲(国語・英語の範囲は準2~2級程度)
知能分野は、判断推理は解きやすい。現代文は、文章によって難易度が異なる。数的推理は方程式・数などの分野は高難易度が多い。時間距離速さや〇〇算など、公式を多用する分野から得点源とすることが重要
■勉強時間:6~12か月程度(専門科目含む)

市役所・警察官・消防官・高卒公務員の難易度と勉強時間

地方初級(高校卒業程度)の公務員試験の難易度は、高校卒業程度の学力とされています。ですが、科目のすべてが高校でやる授業ほどレベルは高くないものがほとんどです。自然科学分野の数学・物理・化学などは中学校で行う範囲とほぼ同等のものが出題されており、センター試験等に向けて勉強したことがある人なら、非常に簡単に解くことができます。

これはほとんどの知識科目でも同様です。
よって、中学校までの勉強を復習し、それに追加して知能分野の数的推理と判断推理を対策することが有効な勉強法となります。

■難易度:知識分野のほとんどは中学校までの範囲(国語・英語などの範囲は準2級程度)
知能分野は初級分野の問題集で基礎を中心に解き方を覚える
■勉強時間:3~6か月程度(全科目ではなく、科目をしぼって勉強した場合)

自分の能力を俯瞰的に把握し、勉強時間を逆算する

ここからは、自分の能力に応じた勉強のスタート地点を把握し、勉強時間を考えていきます。

①SPIレベルの基礎教養に自信がある場合
就職試験等でSPIレベルの教養試験が解ける場合には、大きくリードできます。文章理解、判断推理、数的推理などが半分以上解ける場合には、まず知能分野で8割~8.5割程度点数がとれるまで勉強し、合格点まで足りない点数を知識科目からいくつか選択し、勉強することで合格の可能性が非常に高まります。3か月~6か月ほどで、知識量を増やすことが大切です。

勉強時間:3~6か月程度

②大学等での専攻科目がある場合
大学での専攻科目がある場合は、その分野(科目)に限っては勉強時間を大きく短縮できます。
しかし、公務員試験は1つの科目に大きく比重が置かれているわけではないため、専攻科目以外はしっかりとした対策が必要です。特に、公務員試験独特の、判断推理や数的推理は対策をしないと非常に難しく、時間をかけて準備する必要があります。知能科目の対策に2~3か月、そこで知能が7~8割にのるようであれば知識科目の補強を行いましょう。
しかし、知能科目の伸び悩みがあれば、まずは知能科目で点数がとれるまで解き続けることが大切です。知能科目のペースにもよりますが、試験の対策としては6か月ほどの期間が必要となります。

勉強時間:6か月程度

③すべて0から勉強する場合
すべて0からの勉強の場合、1年間程度のゆとりをもって勉強することが理想です。自分に向いている科目の選択や、基礎から知能科目を習得します。
しかし、1年間の猶予なく、最短で合格をしていく場合には、科目をしぼって対策することが重要です。
具体的には、政治経済、文章理解、判断推理、数的推理、この4科目から勉強を進めます。これは公務員試験における重点4科目であり、これら4教科で配点の半分程度を占めています。
この4科目を対策することができたら、知識科目から数科目選択し、余裕を持った合格点である、70%の得点を目指します。

勉強時間:10~12か月程度

まとめ

ここまで、公務員試験の特徴や難易度、勉強時間について触れてきました。 受験勉強を行うにあたり最も重要なのは、『自分が受験する試験を明確にする』ことです。

公務員試験は受験する試験によって、問題の難易度、科目、試験内容、すべてが異なります。つまり、どの難易度の試験にも共通する万能の勉強法があるわけではなく、自分の受ける試験によって勉強する範囲が変わってくることになります。
そのため、貴重な時間を無駄にしないために、①自分はどんな公務員になりたいか(試験の明確化)、②その試験の難易度と配点はどうなっているか(試験内容の把握)、③合格点をとるためにどの科目をどの程度勉強するか(科目の選択と絞り込み)、これらを行って効率のいい勉強をしていくことが確実な合格につながります。

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