宅建試験の合格点のボーダーラインや合格率は?

宅建士とは、宅建建物取引士の略称で、都道府県知事から資格登録を受けて、宅地建物取引士証を交付された者です。業務内容としては、宅地や建物の売買・貸借・交換をする時に、代理又は仲介を請け負います。そして、契約の際に重要事項を説明し、記名押印する義務があります。
宅建の試験内容は、大きく分けて「権利関係」、「法令上の制限」、「宅建業法」、「税金その他」の4つです。法律の勉強なので、暗記が重要ではありますが、全て日常生活の出来事と絡める事ができるので、士業の資格試験の中では覚えやすいかもしれません。しかし、専門用語も多く、覚える範囲も広いので簡単に合格できる試験ではありません。
この記事では、目指すべき合格点のボーダーラインや合格率について解説していきます。

*宅建試験は、一般の受験者と、登録講習修了者(資格登録講習を受けており、試験科目を一部免除される)が同じ試験を受けます。この記事では一般受験者について解説していきます。

宅建試験の合格点のボーダーラインや合格率は?

宅建試験に合格するには何点取ればいいの?

宅建試験形式は、四肢択一のマークシート方式です。問題は50問あり、採点は1問1点の50点満点です。
過去10年間(平成20年度〜平成29年度)の合格点のボーダーラインを見ると、合格点が一番高い時で36点(平成23年度)であり、一番低い時で31点(平成27年度)です。36点を取れば、合格点のボーダーラインには乗れそうです。問題の72%を正答すればボーダーラインに乗る計算になります。

宅建の合格点は毎年変わる?

過去10年間の合格ボーダーラインを見てみると、一定ではなく、最大で5点もの差があります。“合格率”をほぼ一定に調整するため、合格点が毎年変わるということです。
これにより毎年多くの受験者は、合格発表の日まで合格点のボーダーラインが不明なため不安になる事が多いです。

合格率は何%くらいなのか?

過去10年間のデータから、実際の合格率は何%程度なのかを紹介します。
各年度の受験者数は、約18万人〜20万人であり、そのうち合格者数は約2.8万〜3.5万人です。合格率は、一番高い時で17.9%(平成21年度) であり、一番低い時で15.2%(平成22年度) です。
宅建試験は相対評価方式であり、合格率は15%前後になるように合格者数を調整されています。つまり、1点取れるか取れないかの違いが合否に大きく関係し、問題の難易度によって合格者数が増減するため、合格率も若干変化します。
“合格率15%”と聞くと低いという印象を受けます。しかし、全ての受験者が合格水準に達する勉強をして臨んでいるわけではないようです。なぜなら、宅建試験は受験資格が年齢、性別、学歴等の制約がなく誰でも受験が可能であり、受験することへのハードルが低いからです。
そのため、勉強をせずに軽い気持ちで受験する方も少なからずいる様です。 その中で、本気で試験勉強に取り組めば、独学で挑戦したとしても、15%の中に入り込むチャンスは大いにあります。

年度によって合格点が変わるのはなぜか?仕組みについて説明

年度によって、合格点が変わる理由は、宅建試験は相対評価方式を採用しているためです。
相対評価方式とは、ある集団の中で比較し序列をつける方式の事です。
宅建試験を受けた人の中で必ず上位15%前後が合格するので、仮に試験の難易度がとても高く、例年より平均点が低かったとしても上位15%の人は合格するという仕組みになっています。

合格点が毎年度変わるのは、受験者の上位15%前後の人を合格者とするため、ボーダーラインを何点とするかが試験の難易度によって毎年度異なるからです。
例えば、問題が難しかった場合は高得点者が少ないため、ボーダーラインが低くなります。問題が易しかった場合は高得点者が多いため、ボーダーラインが高くなります。

仮に合格点が決まっている絶対評価だと、問題の難易度でその年の合格者に影響を与えてしまいます。相対評価方式だと、毎年度受験者は公平ですが、絶対評価方式だと、各年度の問題の難易度によって受験者の不利・有利が出来てしまい不公平となってしまいます。

この様に、宅建試験は自分自身のみとの戦いではなく、周りの受験者が全員ライバルとなるため、1点でも多く得点出来るような努力が必要です。

年度別!合格点の最低ライン

先程、過去10年間の合格率と合格点ボーダーラインについて、最高の値と最低の値をご紹介しました。
では、過去10年間を年度別に、合格点のボーダーラインと受験者数とその合格率をみてみましょう。

試験年度 ボーダーライン(点) 一般受験者(人) 合格率 (%)
平成20年度 33 209,415 16.2
平成21年度 33 195,515 17.9
平成22年度 36 186,542 15.2
平成23年度 36 188,572 16.1
平成24年度 33 191,169 16.7
平成25年度 33 186,304 15.3
平成26年度 32 192,029 17.5
平成27年度 31 194,926 15.4
平成28年度 35 198,463 15.4
平成29年度 35 209,354 15.6

※参照元 http://www.retio.or.jp/exam/pdf/zissigaikyo.pdf

この表を見てみると、31〜33点が合格点の年度もあり、その年度の問題は難易度が高かったのではないかと推測出来ます。

まとめ

・相対評価方式により、合格率は15%前後に調整されている
・合格点は合格率が15%前後となる様に毎年度異なる
・合格点により、その年度の試験難易度が推測出来る

今回は宅建試験の合格点のボーダーラインと合格率についてご説明しました。
宅建試験は「合格率が低い」というネガティブなイメージを持つのではなく、「難易度が高くても、誰にでも合格出来るチャンスがある」とポジティブな考え方に切り替えて、試験勉強に取り組んでみましょう。

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