簿記3級の効率の良い勉強方法まとめ「準備から実践まで」

今回は「これから簿記の勉強を始めたい」という人向けに、簿記3級の概要や合格のための効率的な勉強方法を紹介していきます。

就職や転職に有利だと言われている日商簿記検定。
日商簿記の資格には初級、3級、2級、1級があり、特に3級は年間30万人以上が受験する大人気の資格です。
簿記3級は計画的に勉強すれば、簿記初心者でも十分合格の可能性があります。そのため、初めての受験でも、初級ではなく3級から挑戦するのが王道になっています。

簿記3級の効率の良い勉強方法まとめ「準備から実践まで」

簿記3級の難易度は?

勉強に入る前に、簿記3級について理解をしておきましょう。
難易度や必要な試験内容を知り、正しい勉強計画を立てることが合格の近道になります。

まずは簿記3級から合格を目指そう

日商簿記検定は漢字検定や英語検定のように、「受けたい級」から受験できる検定です。
そのため初学者が初級を飛ばして3級から受験する場合も多く、一般的には3級が実質的な入門資格とされています。
合格率は40%ほどと比較的高く、試験の難易度も特別難しいわけではありません。「簿記の仕組み」を正しく理解すれば、合格を十分に狙える資格です。

必要な勉強時間

簿記3級合格には50〜100時間、期間にすると1~3ヶ月の勉強が必要だと言われています。個人差はありますが、効率的に正しく勉強ができれば50時間やそれ未満で合格できる場合もありますし、勉強法が間違っていたり効率が悪ければ100時間以上かけたとしても不合格になります。
50~100時間というのはあくまでも「効率的に、正しく」勉強をした場合の参考時間です。

簿記の勉強・試験に必要なもの

次に、勉強を始めるにあたって、準備しておくべきものを紹介します。

準備①電卓

まずやるべきことは、簿記の勉強に必要な道具である「電卓」「テキスト・演習問題」「予想・過去問題集」を準備することです。
必要な道具の1つ目は「電卓」ですが、試験当日に持ち込める電卓には制約があります。
下記の機能がある電卓は試験で使えないため、新しく買う場合は注意が必要です。

・印刷機能
・メロディー(音が出る)機能
・関数電卓などのプログラム機能(日数計算等は可)
・文字入力を含む辞書機能

逆に下記の機能・特徴は勉強を進めるうえで必要です。これらの機能が付いている電卓を選びましょう。
・早打ち機能
・12桁表示
・ボタンが大きく押しやすくフラットボタンでない
・「00」ボタンがある

簿記3級の受験では特殊な機能がある電卓は必要ありません。
ただし、今後簿記2級や1級の受験、更には税理士や公認会計士へ向けた勉強をする可能性がある方は、この機会に機能の高い電卓を買うことをおすすめします。

準備②テキスト・演習問題

「テキスト・演習問題」は1冊あれば十分です。
テキストに演習問題がついていなければテキストと演習問題集をそれぞれ1冊ずつ揃えましょう。
テキスト選びのコツは、「とにかくわかりやすいこと」です。
3級は特に、合格のために簿記の根本的な仕組みや概念を理解する必要があります。
難しい言葉で書かれたテキストは深く理解できないため点数に繋がりませんし、途中で挫折してしまう可能性も高くなります。
そのためわかりやすい言葉遣いや、イラストで説明されているなど取り組みやすいものを選びましょう。
3級のテキストは種類が豊富でそれぞれに特徴もあるため、書店で手にとって自分に合いそうなものを選びましょう。

準備③予想・過去問題集

予想・過去問題集を選ぶコツは、なるべく問題数が多く解説が充実しているものを選ぶことです。
また過去問題集で、現在出題範囲外の問題が、出題範囲内の類似問題に置き換わっているものがあるので、おすすめです。
問題集は本番さながらの緊張感で行い、間違えた問題は確実に解けるようになるまで復習しましょう。

簿記3級の勉強方法

ここからは、効率よく勉強するためのコツをご紹介します。

スケジュールを立てる(勉強計画)

勉強計画を立てる上で一番重要なのは、試験日から逆算することです。
試験日が確定したら、おおよその演習期間を設定します。
一般的には試験日までの期間のうち、最低でも4分の1は過去問題や予想問題の演習にあてる必要があります。
それまでにインプットと演習問題での練習を終わらせられるように計画を立てましょう。

テキストを熟読する

勉強を始める上で、まずはテキストを読んでインプットしていきます。
ここでの注意点は、「覚える」より「理解する」ことです。
繰り返しになりますが、簿記3級は簿記の根本的な仕組みや概念を理解することが非常に重要です。短期的な暗記では必ずどこかでつまずくことになります。
仕組みや概念をきちんと理解すれば、たとえ本番で暗記部分を忘れてしまっても、思い出しやすくなります。
多少時間をかけてでも基礎の部分をしっかり理解することが、一番効率的で確実な合格への近道なのです。

問題集を解く

勉強して学んだ内容を定着させるためには、問題を解いてアウトプットすることが重要です。
インプットの時点で完璧でなくても問題を解くことで理解が深まる上、間違えた箇所を振り返ることで効率的に定着させていくことができます。
またインプットの直後に演習をして解けたとしても、定着しなければ試験で得点はできません。
人間はたった1日経過しただけでも70%を忘れてしまいます。
合格のためには、時間をおいて繰り返し何度も問題を解き、長期記憶として定着させていくことが重要です。

実践形式で解く

演習に慣れてきたら、実践形式の問題に挑戦してみましょう。
実際の試験では簿記の一通りの手順が必要な問題や、複数の要素が組み合わさった問題が出題されます。
こういった問題を解くことで、ただの断片的な知識ではなく、簿記の全体像が見えてきます。
試験のレベル感を確認しつつ、時間配分にも意識を向けながら解いていきましょう。
また、試験直前にはスクールなどが主催する公開模試があります。
スクールに通っていない方でも申し込めますので、最後の仕上げや実力の確認として利用してみてもいいでしょう。

勉強中の注意点

ここまで勉強の方法についてご紹介してきましたが、勉強するにあたっていくつか注意すべき点があります。
まず「最新のテキストを使うこと」です。
簿記試験の範囲は改定されることがよくあります。
丁寧なテキストであれば試験範囲の改定の度に改訂版を出していますので、必ず「最新版のテキスト」を使いましょう。
次に、「問題集に力を入れること」です。
テキストでいくらきちんと理解したと思っていても、実際に問題を解けなければ試験で点は取れません。
確実に点数を取っていくためには問題演習は不可欠です。
ひたすら問題を解き、完璧だと言えるくらい1冊の問題集を何度も繰り返しましょう。

独学・スクール・家庭教師それぞれの比較

独学のメリット・デメリット

独学は必要なものだけを揃えればすぐに勉強をはじめられます。
スクールや家庭教師と比べて費用を抑えられることや教材さえ揃えれば勉強できることが独学のメリットです。
しかし、自己管理が苦手な方や勉強自体得意ではない方は独学には向かないでしょう。
また疑問点が出てきた場合にすぐ解決できないこと、誤った理解をしてしまう可能性があること、根本的な理解より暗記になってしまいがちという点がデメリットです。独学で合格を目指す場合、この点には注意しましょう。

スクールのメリット・デメリット

スクール通学では、指示通りに学習していけば合格に向けた計画的な学習になります。また、プロの講師からテキストにない知識や根本的な理解を助ける情報を得られます。
デメリットは独学より費用がかかること、通信の場合は疑問点の回答を得るのに時間がかかること、通学の場合は通学の手間がかかることがあげられます。

家庭教師のメリット・デメット

家庭教師の場合、スクールよりもさらにきめ細かいサポートを受けることができます。
自分の能力と合わせた勉強計画、疑問点への素早い回答が得られるほか、苦手な部分を再度重点的に教えてもらうこともできます。
家庭教師が指定の場所まで来てくれるので、通学の手間もかかりません。
デメリットはスクールと同様、独学より費用がかかってしまうことがあげられますが、自分の苦手な範囲だけお願いすることで安価に抑えることができます。

効率の良い勉強で合格への最短ルートを

簿記3級合格のための準備から勉強法までをご紹介しました。
テキストで内容を把握し、完璧でなくても、何度も問題を繰り返すことで理解を深め、実践形式の問題にも早めに挑戦していくことが合格のポイントです。
試験日まで逆算して勉強計画をしっかりと立て、効率的な勉強方法で合格を目指しましょう。

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