簿記検定、勉強時間はどれくらい必要?

簿記検定をはじめて受けるとき、どの程度の勉強時間が必要か予測がつかない方は多いのではないでしょうか。日中は仕事で勉強時間の確保が難しい社会人はもちろん、バイトや課題に追われる学生も勉強時間を確保しなければなりません。

今回は、3級・2級・1級の勉強時間や出題範囲、勉強の仕方のコツについて詳しく解説します。これから簿記検定の取得を目指す方の参考になれば幸いです。

簿記検定、勉強時間はどれくらい必要?

簿記3級、2級、1級それぞれの学習時間について

簿記検定には、3級・2級・1級と3つの難易度が設定されています。
一般的に、簿記3級の勉強時間は40時間から80時間、簿記2級の勉強時間は150時間から250時間といわれています。簿記1級は難易度がはね上がるため勉強時間も人によって大きく開きがでますが、平均して1500時間~2000時間程度の勉強時間は必要でしょう。

独学で学習するのか、通信講座を受けるのか、予備校に通うのかによっても勉強時間は変わってきます。
また、専門学校で簿記の授業を受けたことがあるなど、事前に基礎知識があると比較的内容が理解しやすいかもしれません。

簿記3級・2級は近年出題傾向に変化があり、難易度が上がりました。
そのため、すでに簿記を取得している方の中には「簿記3級は簡単」という人もいますが、真に受けて直前に詰め込もうとしてもなかなか合格できません。直前学習で取得できるほど簿記検定は簡単ではないので、出題範囲や難易度をしっかり理解し、必要な勉強時間を確保しましょう。

それぞれの科目の出題範囲

簿記検定に受験資格はなく、学歴・年齢・性別・国籍を問わず受験することができます。
また、3級から受けることが必須というわけではないため、最初から2級や1級を受験しても問題ありません。ただ、もし不安な場合は3級から受けると安心でしょう。

まず、簿記検定の3級・2級・1級の出題範囲と勉強時間の目安について説明します。
難易度も解説するので、受験の参考にしてください。

3級の場合
3級の試験科目は「商業簿記」で、試験時間は120分です。
製品やサービスを提供して収益を得ること、収益から経費を差し引いて利益を出し、決算書を作成することが商業簿記の主な内容です。
一般的な企業の取引がどのように記録され、計算されるのかというプロセスを知ることができます。会計を学ぶことで世の中の見え方が変わるのが面白いと感じる方もいらっしゃいます。

少なくとも受験の半年から3カ月前から準備を始め、試験日までの勉強計画を立てるようにしましょう。
自分の理解度に応じて、1日の勉強時間を調整していくことが大切です。とくに、初めて簿記に触れる方は、余裕を持った勉強計画を立てましょう。

2級の場合
2級の試験科目は商業簿記に加えて「工業簿記」が含まれます。
試験時間は3級と同じ120分です。工業簿記とは、原価計算など企業内部の活動を数字で表すことを言います。主に製造業で必要な知識と言えるでしょう。

たとえば、商品である家具が完成するまでには、木材・ネジなどさまざまな原材料がかかります。また、木材を加工する人、完成品をチェックする人など人件費も発生するでしょう。一つの商品にかかるコストを正確に把握することは、製造業で利益をあげるうえでとても大切な考え方です。
工業簿記ではその基礎的な部分を学ぶことができます。

商業簿記は、3級の内容と比較すると多少計算が複雑になるものの、勉強方法は大きく変わりません。
そのため、すでに3級を受験した人が注意しなければならないのは、工業簿記と言えます。工業簿記は、内容をすぐに理解できる人と、理解するまでに時間がかかる人に二分されます。理解に時間がかかりそうだと感じたら、一日も早く勉強を始めることをおすすめします。

1級の場合
3級・2級は試験科目が1科目だけですが、1級は試験科目が2つあります。
1つ目が商業簿記と会計学、2つ目が工業簿記と原価計算です。1科目の試験時間はそれぞれ90分です。
まず、受験する前に2級と1級の難易度は大きく異なることを理解しておかなければなりません。1級は、子会社を有している会社の会計、海外支店の財務諸表を日本円に換算するルールなど、大企業向けの複雑な内容が含まれています。内容量が増えるので、合格率も極端に下がります。

1級の勉強時間は人によって大きく変わりますが、平均的な勉強時間といわれる1500~2000時間を確保するだけでも、1日2時間/土日5時間で1年半以上かかります。確保できる勉強時間が少なければ、取得までに数年はかかるでしょう。

モチベーションの維持のために

勉強する上で最も大切なのは、モチベーションを維持することです。モチベーションが下がったときは、資格を取得した自分がどんな風に働いているか、イメージしましょう。
例えば簿記を取得すれば、面接ではアピール材料になります。簿記を保持していることで有利になるような企業・業界への転職を検討している場合、勉強する目的が明確になりますよね。
資格取得の本来の目的は何だったか、初心にかえることが最も効果的なモチベーション維持の方法です。

また、忙しい社会人は勉強時間を捻出することが難しい場合もあるでしょう。
そんなときは、同じ目標を持つ人との交流がモチベーション維持につながります。簿記の取得を目指しているならなおよいですが、何も簿記に限る必要はありません。働きながら資格取得のために勉強している仲間を持つことが、何よりの糧になるでしょう。

まとめ

今回は簿記検定の出題範囲や勉強時間、モチベーション維持の方法をお伝えしました。これから簿記検定の勉強を始める方の参考になれば幸いです。

簿記検定を取得すると、企業の経理や税理士事務所の職員など、より専門的な仕事に就くことができます。自分が学んだ知識が仕事で活かせる喜びは、なにものにも代えられません。簿記検定は誰でも何歳からでも挑戦できる資格なので、自分の望む働き方を叶えましょう。

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